施工管理アプリはいくらで導入可能?大まかな相場を確認しよう!

公開日:2023/06/15   最終更新日:2023/05/08


今回の記事では、現場の仕事をスムーズに進める上で役に立つ、施工管理アプリについて紹介していきます。初めて導入を検討している方の助けになれば幸いです。料金面は、機能に応じて設定されていることが多いので、必要最低限の機能で問題ない方は、費用を抑えてアプリを導入することも可能です。ぜひ参考にしてみてください。

施工管理アプリに搭載されている主な機能

まずは、施工管理アプリに搭載されている主な機能について見ていきましょう。大まかに機能を分類しておくと、業務管理、各種情報の共有、連絡ツールとしての側面が施工管理アプリには含まれています。重要な機能について詳しく解説していきます。

ひとつ目の重要機能は、稼働管理の機能です。いろいろな施工管理アプリがある中で、稼働管理の機能は多くのアプリに導入されています。稼働情報をまとめて管理できるので、人手不足の解消に役立ち、日程を調整する際に役立つ機能です。一覧性が高くなり、スケジュール調整の手間を省くことができます。大事な作業の見落としが少なくなるので、オススメの機能です。

ふたつ目の重要機能は、資料の管理ができる点です。紙の資料だと、持ち運ぶ際に手間が生じますが、施工管理アプリ上で管理できれば、いちいち紙の資料を持ち運ぶ必要はありません。またアプリ上で、資料を管理する関係上、離れた場所にいる従業員同士で、資料を共有できます。アプリ上の資料を検索して、目当ての資料を素早く確認できるので、時間効率の面でも有用な機能です。

みっつ目の重要機能は、アプリ上でのコミュニケーション機能です。現場の作業ごとに、グループトークなどの形で、意思の疎通がはかれるため、確認事項をすばやく伝達できます。密な連絡を取り合うことで、認識のすれ違いを防止する効果があります。

以上の機能が、どの施工管理アプリを活用したとしても、だいたい導入されている重要機能になります。その他の機能は施工管理アプリによって異なりますが、エクセルのような工程表を作成するのに役立つ機能があったり、日報管理をアプリ上でできる機能があったり、アプリによって様々な特色があります。自身にとって必要な機能が入っていることを確かめた上で、施工管理アプリの導入を検討しましょう。

施工管理アプリの導入費用の目安

続いては、施工管理アプリを導入する際の、おおよその費用目安について解説していきます。価格の設定方法は、アプリの提供会社ごとにも異なりますが、月額制の場合は1,000円~数万円前後と幅があります。

なぜ、月額費用にここまで料金差が生じるのかというと、施工管理アプリを導入する場合は、導入する会社の規模によって料金が決定するためです。規模の小さい会社なら、導入費用は安くなりますし、大きい会社の場合は、それに比例して導入金額も上がることになります。

またそのほかに掛かる可能性がある費用として、施工管理アプリにオプションを含める場合や、機能面を追加したい際にはアプリのカスタマイズに応じた、費用が追加で発生することもあります。

ただ、ここで紹介した導入費用はあくまで一例ですので、月額費用が固定されていて、導入会社の規模で料金が変わらない、一律の料金設定をしている施工管理アプリもあります。購入コストを少しでも抑えたいと考えている方は、費用が抑えられている施工管理アプリの中から選択することを視野に入れましょう。

施工管理アプリの選び方のポイント

最後に、施工管理アプリを選ぶ際のポイントについて解説していきます。一概に施工管理アプリと言っても各社に特徴がありますので、ご自身の利用用途に合ったアプリを選ぶように心がけましょう。

まず以外に見落としがちなポイントとして、アプリの操作性は重点的に見た方がいいと思います。特にいきなりアプリで管理するとなると、操作性が複雑だと慣れるまでに時間がかかってしまいます。その結果、アプリ導入前の方が運用しやすかったという落とし穴にはまる可能性があります。機能を絞ってアプリを提供している会社もありますので、ITに苦手意識を抱えている社員様がいる場合は、アプリの操作性は考慮する必要があります。

操作性に関連する注意事項ですが、導入を検討しているアプリに、サポートが充実しているかも確認しておいた方がいいでしょう。最近はチャット対応しかしていない、アプリもあります。比較的、ITに抵抗感が少ない人はサポートが充実していなくても問題ありませんが、不安な方は電話相談に対応しているアプリを選ぶことをオススメします。

最後に、施工管理アプリ選びで注意していただきたいのは、アプリが自社に合っているかどうかです。工事現場ごとに、工程の進め方は様々なので、アプリごとの細かい仕様もよく検討しましょう。場合によって、チャット機能等は不必要になることもあります。

まとめ

今回の記事では、施工管理アプリの導入を検討されている方へ向けた、機能面の紹介などをしてきました。目的に応じた、施工管理アプリの選定に役立てば幸いです。施工管理アプリは慣れるまで、多少の時間は要しますがスムーズに使えるようになってからは、仕事の効率は上がります。初期投資をかけて、今後の作業を効率的に進めたい方は、ぜひ導入を検討してみましょう。その際には、予算に応じて、機能面を取捨選択するといいでしょう。

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