施工管理アプリにIT導入補助金が使える?申請の流れやポイントとは
施工管理アプリの導入に、IT導入補助金は使えるのでしょうか?施工現場のDX化におすすめなのが施工管理アプリの導入です。ただし高品質の施工管理アプリは価格も高価です。IT導入補助金を使うことで、補助金での購入が可能です。今回は施工管理アプリにIT導入補助金が使える・申請の流れやポイントについてご紹介します。
施工管理アプリにもIT導入補助金が使える
施工管理アプリにもIT導入補助金が使えます。こちらで詳しくご紹介します。
IT導入補助金の対象者とは?
IT導入補助金の対象者は、主に次の2点にあてはまる業者です。
①資本金(資本の額または出資の総額)が3億円以下
②常勤の従業員が300人以下の中小企業・小規模事業者
※①②の条件は製造業・建設業・運輸業が対象です。
建設業者はIT導入補助金の対象者か?
上記の①②の条件を満たしている建設業者であればIT導入補助金の対象者になります。
施工管理アプリはIT導入補助金が使えるのか?
施工管理アプリはIT導入補助金が使えます。施工管理アプリ導入を検討している建設業者自体がIT導入補助金の対象者であれば、施工管理アプリの導入が可能です。
施工管理アプリとは?
施工管理アプリとは、顧客管理・設計・積算・図面管理・工程表作成・アフターフォローなど、すべての工事管理をカバーするソフトウェアのことです。
施工管理アプリを導入することで、これまで人の手間と時間をかけていた工事管理が効率化されストレスなくスムーズに作業ができるようになります。よって、長時間労働、業務の複雑化、人員不足でお悩みの建設業者にはおすすめのアプリです。
そもそもIT導入補助金とは
IT導入補助金とは一体どんなものでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
IT導入補助金とは何か?
IT導入補助金とは、資本金が少ない小企業・小規模事業者にITツールの導入経費の一部を国が負担する補助金のことです。
IT導入補助金の監督・運用元・支援事業者
IT導入補助金の監督・運用元・支援事業者は次のとおりです。
①IT導入補助金を監督する組織:経済産業省・中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構
②IT導入補助金を運用する組織:一般社団法人サービスデザイン推進協議会
③IT導入補助金を活用するユーザーのパートナー:IT導入支援事業者(IT導入支援事業者がユーザーのITツールの導入や補助金申請をサポートする支援者です。ユーザーはIT導入支援事業者を窓口にして活用を検討することをおすすめします)
IT導入補助金申請の流れとポイント
IT導入補助金の申請はどんな流れでしょうか?こちらでは分かりやすくご紹介します。
1.IT導入補助金を理解する
この段階は、そもそもIT導入補助金がどんなものかを理解する段階です。まったくITが導入されてない施工業者であれば、すぐに導入を検討することをおすすめします。
2.ITツールの選定
この段階は、導入したいITツールの選定を行います。自社に必要なITツールを探して選定してください。ただし、IT導入補助金の申請には申請が可能なITツールが決まっています。その中から選んでください。
3.IT導入支援事業者の選定
申請が可能なITツールが選定されると、自動的にIT導入支援事業者も決まります。理由は、申請が可能なITツールを販売しているのがIT導入支援事業者だからです。ただし、IT導入支援事業者にはもう1つ別の役割があります。それはユーザーをサポートして、申請書を作成するという役割です。そのため、IT導入支援事業者選びは非常に重要になります。
4.申請マイページへの招待
IT導入支援事業者を選定すると、自動的にIT導入支援事業者から申請マイページへの招待を受けます。
5.必要書類のアップロード
必要書類をデータ化して、申請マイページからアップロードします。法人の場合、履歴事項全部証明書と法人税の納税証明書が必要になります。
6.申請類型の決定
申請類型には、A類型とB類型があるのでどちらか決定してください。
7.経営診断ツールの入力
こちらは直近の経営状態に関するツールへの入力になります。
8.SECURITY ACTION自己宣言
こちらは情報セキュリティー対策に関する宣言になります。情報セキュリティー対策に関する宣言であればなんでもOKです。
9.交付申請書の提出
こちらは施工業者とIT導入支援事業者のそれぞれに入力する項目があります。ほぼITツールの導入に関する事項の入力になります。
以上で、申請の流れは完了です。
IT導入補助金申請のポイントとは?
IT導入補助金申請のポイントは次の3点です。
①IT導入補助金のホームページに掲載されているITツールしか購入できません。自分が好きなものをどこからか探してきてからの購入は不可です。
②登録されたIT導入支援事業者からしかITツールを購入できません。
③IT導入補助金申請のときは、IT導入支援事業者から手伝ってもらいながら申請する必要があります。
まとめ
今回は施工管理アプリにIT導入補助金が使える・申請の流れやポイントについてご紹介しました。施工管理アプリにはIT導入補助金が使えます。IT導入補助金の対象者で、現在施工管理のDX化が遅れている施工業者はすぐにIT導入補助金の申請を検討することをおすすめします。
申請に関してもほぼIT導入支援事業者がサポートしてくれます。いうとおりに申請すれば簡単にできます。本記事がIT導入補助金や申請の流れについて詳しく知りたい方に届けば幸いです。